パン職人になるための近道は学校に行くこと
パン職人という職業は国家資格等必要な職業ではないので、誰でも修業を積み経験を積むことでなる事が可能な職業です。
ただ、パン作りを学ぶことができる専門学校などに行くことで、パン作りの基礎を学ぶことができるので、最も早い道といわれています。
パン製造工場や店舗などでも、専門学校でパン作りを学びある程度パン作りの基礎を理解している人を募集することが多くなっているので、専門学校でパン作りの基礎を学び、その中でパン製造技能士、製菓衛生士、食品衛生責任者などの資格を取得しておくと安心です。
専門学校等によっては工場やお店とのパイプがあり現場実習、アルバイトなどのお店を紹介してくれることもあるので、アルバイトなどで経験を積んでいくということもできるようです。
通常パン作りの専門学校は1年から2年学び、パンのお店に就職したり、工場、メーカーに就職する、また自ら開業するという道を選択することになります。
パン屋さんで修業される道を選択される方も多い
専門学校などに行く際にはもちろん学費がかかりますので、金銭的な余裕がない、また学校に行く時間がないという方は、パン屋さんに直接就職、アルバイトし、そこで修業していくという道を選択される方もいます。
プロの指導を直接受けることができるということ、またパン作りについてお店ならではの工程を見ることができるという事、さらにお客さんへの接客を学ぶことができるなどの利点もあります。
パン職人の募集をみても、未経験者可能というお店もかなり多いので、一から学び五日開業をと夢見て頑張っている方も多いです。
また年齢層をみても、脱サラしてパン屋さんを目指すサラリーマン、定年退職されてパン屋さんに再就職した方、高校からアルバイトしている方など様々です。
パン職人の資格を持っていると就職に有利
パン職人はブーランジェといいますが、日本国内にも高い技術を持ったブーランジェが多数いて、世界にその名を知られた方もいます。
特別な資格を必要としないパン職人という職業ですが、検定試験を受けておくと動労者として能力を持っていることの証明になります。
パン職人の国家検定制度には特級、1級、2級があり、実技、学科に合格すると厚生労働大臣名の合格証書が交付されます。
例年9月に試験があり、実技試験の課題については試験日に先立ち公表されます。
実技試験の合格ラインが60点以上、学科は100点満点中65点です。
特級は管理者、監督者となれるべき技能を持っている、1級は上級技能者が有する技能を持っている、2級は中級技能者が有する技能を持っていることの認定です。
2級は実務経験が2年以上で受けることができ、1級は7年以上、特級は1級合格後5年以上の実務経験が必要です。
この経験年数については職業訓練受講歴、学歴により細かく規定があり免除、短縮などもありますので、厚生労働省のホームページで確認してください。